生きる意味がわからないあなたへ~原因編~

ふとした瞬間、「私、なんのために生きてるんだろう?」と思うことはありませんか。
仕事も人間関係もそこそこ順調なのに、心のどこかが満たされない。
周りは楽しそうに見えるのに、自分だけ取り残されている気がする——。

そんなあなたへ届けたいお話があります。
今回は、“生きる意味がわからなくなる原因”を、ミケとハヤモリの会話を通してやさしく紐解いていきます。
きっと読み終えたあと、少しだけ「生きる」が軽く感じられるはずです。

生きる意味って何?

ミケ:「ねぇハヤモリ、生きる意味って何なんだろう?最近、心から喜べることが全然ないんだよね…」

ハヤモリ:「そっか。かなり思い詰めてるみたいだね。それだと毎日生きていくだけで一苦労だったんじゃないかな?よくがんばってるね。でも、生きる意味がわからなくなるのは、悪いことじゃないんだ」

ミケ:「そうなの?でもSNSを見ると、みんなすごい生きがいを持ってて、私だけ迷子みたいで…」

ハヤモリ:「うんうん、その“みんな輝いてる”って錯覚が、実は苦しみの始まりなんだよ」

ミケ:「えっ、錯覚?どういうこと?」

ハヤモリ:「それはね、“条件付きの幸せ”っていう小さなワナに、気づかないうちにハマってるからなんだ」

生きる意味がわからないのは「条件付きの幸せ」に縛られているから

ミケ:「条件付きの幸せ…ってなに?」

ハヤモリ:「たとえば、『仕事で成果を出したら幸せになれる』『恋人がいれば幸せ』みたいに、“○○になれば幸せ”と思い込むことだよ」

ミケ:「うんうん、それってよく聞く考え方だよね!」

ハヤモリ:「そう。だけど、その裏には“○○じゃなければ幸せじゃない”という思い込みが潜んでいるんだ」

ミケ:「え、もしかしてその条件がなくなったら幸せも消えちゃうってこと?」

ハヤモリ:「その通り。だから条件付きの幸せは、いつも不安とセット。条件を失うたびに大きなショックを受けたり、『生きる意味がわからない』って感じたりしてしまうんだ」

ミケ:「たしかに…勉強してないと不安だった受験生時代の私、まさにそれかも!」

ハヤモリ:「そうそう。そのときのミケは、“勉強しなきゃ明るい未来はこない”って信じてたんだね」

具体例

「お金があれば幸せ」→ お金を失うと不幸に。

「恋人がいれば幸せ」→ いない時期は自分を否定してしまう。

「成果を出せる人だけが価値がある」→ 休むことが罪悪感になる。

心を苦しめる「〇〇しなければ幸せになれない」という思い込み

ミケ:「“〇〇しなければ幸せになれない”って、気づかないうちに信じちゃうんだね…」

ハヤモリ:「うん。努力や成長は大事だけど、“そうしないと幸せになれない”と思うと、自分を追い詰めちゃう」

ミケ:「うわぁー、それ私じゃん!“もっと頑張らなきゃ”って焦って、結局何も楽しくなくなってた…」

ハヤモリ:「実はそういう人って結構多いんだよ。幸せって、努力の先にあるものじゃなくて、“今ここ”にある小さな喜びに気づくことなんだ」

ミケ:「小さな喜び…?どんなの?」

ハヤモリ:「たとえば、朝のコーヒーの香りとか、夕方の風の心地よさとか。そういう瞬間をちゃんと感じられると、心は満たされていくんだよ」

ミケ:「なんだか優しいね。それなら今すぐできそう」

ハヤモリ:「うん、幸せを感じることって実は難しくないんだ」

・1分ワーク

ステップ1:「幸せは過去や未来ではなく“今”にある」と意識する。

ステップ2:日常の中で“気持ちいい”“ほっとする”瞬間を探す。

ステップ3:その感覚を10秒だけでも味わってみる。

ミケ:「10秒なら、私にもできそう!」

「今ここを生きる」ことが、生きる意味を取り戻すカギ

ミケ:「でもハヤモリ、“今を生きる”って、よく聞くけど難しくない?」

ハヤモリ:「うん、たしかに簡単ではないね。でも、“今を生きる”っていうのは、何も特別なことじゃないんだよ」

ミケ:「え、そうなの?」

ハヤモリ:「うん。たとえばごはんを食べるとき、“あぁ、美味しいな”って素直に感じる。それが“今ここ”を生きるってこと」

ミケ:「へぇ〜!それならできるかも!」

ハヤモリ:「そうやって小さな喜びを拾える人は、人生そのものを豊かに味わえる人なんだ」

ミケ:「つまり、“今を味わうこと”が“生きる意味”につながるってこと?」

ハヤモリ:「うん。“今”を感じられないと、どんなに成功しても心は空っぽになるんだ。
でも、“今”を味わえるようになると、“生きてる”実感が戻ってくる。それが“生きる意味を感じる”ことなんだよ」

ミケ:「そっか…“実感”って、言葉にできないけど、確かに大事だね」

・一言めも

“今ここ”を大切にすると、心の焦りがやわらぐ。

理想と現実のギャップに苦しむときこそ、“今の自分”を受け入れてみる。

幸せは「なる」ものではなく、「感じる」もの。

アレンジ例

寝る前に「今日よかったこと」を3つ思い出す。

朝起きて「今日という一日をくれて、ありがとう」と小さくつぶやく。

 まとめ:今日から始める一歩

ミケ:「なんだか…心が少し軽くなったかも!」

ハヤモリ:「それはよかった。生きる意味は、見つけるものというより“感じるもの”であり、”思い出すもの”なんだ。つまり、ありのままのあなたで、あなたの人生を一歩ずつ歩いていくということ

ミケ:「うん、焦らず、今日の風とか、温かいごはんとかを味わってみるね」

ハヤモリ:「それで十分。あなたが“今”を感じられるとき、生きる意味はもうそこにあるよ」

ミケ:「ありがとう、ハヤモリ。明日は朝の光を、思いっきり楽しんでみるね!」

追伸:

 生きる意味は、この文章では「今を味わい、幸せを感じること」としています。
しかし、本当の生きる意味は、あなた自身が見つけるものです。
なぜなら——あなたこそ、あなたの人生の主役なのだから。

人の数だけ、生きる意味があっていいと思います。
常識に囚われず、あなただけの生きる意味を、少しずつ模索してみてください。

次回の記事では、「生きる意味を見つけるヒント」や「より充実した人生を送る方法」について、もう少し深くお話しします。

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